2023年10月17日から23日までの7日間、横浜みなとみらいの赤レンガ倉庫1号館2階で
第6回「かたちの会作品展」を開催しました。
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第6回「かたちの会作品展」報告
市原 直通
2023年10月17日から23日までの7日間、横浜みなとみらいの赤レンガ倉庫1号館2階で第6回「かたちの会作品展」を開催しました。会場は2005年の第1回から同じ会場、第2回からは3室全て借りています。第6回の来場者は2050名余り、今回は祝日の3連休がなかったこともあり、第5回より少し減少した。出品者はOB,OGが31名、現役からは8名の合計39名。内容は絵画(油絵、水彩、アクリル、パステル画、墨彩画、南画、ペン画)陶芸、CG画、版画、彫刻、押し花、書道、モビール、針金細工、マスク等に加え今回は新しく現役の方々中心にスピーカー、組み立て模型、精密立体、ファッション画など個性的で芸術性に富んだものもあり、全体では大小約500点余りの多岐に渡る作品が展示されました。
第1回から3年毎の計画をしていましたが今回はコロナウイルス、赤レンガ倉庫の改装と重なり第5回の2018年から5年の間隔になり、内容も磨きがかかり、充実した作品展になったのではないかと思っています。開催中、出品者の多くは可能な限り会場に詰めました。製作過程での苦労話、材料など熱心に説明していただき、来客者からは「皆さんプロ級の作品ばかりで感心しました」「製作者の話が聞けて苦労もわかりました」「内容も豊富で楽しめました、毎年開催してほしいいです。楽しみにしています」などのご意見もいただきました。
またグローバルデザインセンターからは5台のスケールモデル展示、そしてパソコンを使ったプラズマ映写で詳細な製作工程の説明がありました。お客様からは「こんなに苦労してモデルが出来ているのですね」「DAT41では室内のメーター文字ひとつひとつまで制作して、詳細に再現したモデルは初めてみました」「写真画像からここまで忠実に再現するため、製作者の苦労は大変なものですね」と熱心に見ていた来客者もいました。昭和時代のシーマ・シルビア・スカイラインのスケールモデルでは懐かしく、角度を変えて眺めている年配者の方も多く見受けました。
展示会準備では2年前から会場予約、幹事中心に担当を決め、作品募集から始まり、作品点数、仮レイアウト等を想定して、1年前には日程、スペース決定で会場費の支払いをします。特に今回は5年間で、毎回出品していたOB,OGの方も亡くなられ出品者の人数も減ってきました。故に2室をOB,OGで対応、1室はグローバルデザインセンターにお任せし、現役者中心に、モデル展示を依頼。快く引き受けていただきました。
平均年齢は約80歳近くになるのではないでしょうか。一週間前には奥さんが倒れましたなどの方が2名もあり、遠方の方含め全員参加できるか、レイアウト通り作品が集まるのか心配で眠れないこともありました。特に私自身もコロナにかかるなど急病になったことも考え引き継げるようにレイアウト、全員の作品タイトル等必要な書類を緊急袋に入れて他の人が対応できるよう準備しました。
皆さんの協力を得て計画通り全員参加で成功に終えることが出来まし。このように一企業一部署での充実した作品展示は他でも類がないと思います。私は年齢的に世話役をすることは無理ですが、今後も続けてほしいと思っています。